2007年6月16日土曜日

映画「ミリオンダラー・ホテル」

ライフ・イズ・ビューティフルの日常版というか、RENTと似てる感じの映画でした。
こういう映画好きだなぁ。

映像がキレイで、ミラジョボビッチは本当に透けてるみたいだった。
主人公のトムトムとのギャップがより彼女を引き立たせていた、というか。
この辺は監督の腕の見せ所なんだろなって思いました。

掃き溜めみたいな100万ドルホテルが、1つの事件をきっかけにスキャンダルのど真ん中へ。
自分の住んでる集合住宅がどんなにすごくてもぼろくても、同じことはもしかしたらいつか起こるかもしれない。

どうしようもなくて、そこに住んでる人がいる。
いろんな理由で、いろんな人がいろんな場所に住んでる。

そんな環境の中だから、育ちの違う人や考え方が違う人が集まってればいつでも平和なんて難しいし争いだって起こるわな。
で、自殺ってその時誰かに殺されたわけじゃないかもしれないけど、どっかに原因があるもんなのかもなって思いました。
誰かの一言とか。親の無理強いとか。
例えば何かのスキャンダルに息子が巻き込まれたとする。
そのとき、親が有名だったばっかりに「地位を守るために親を殺さず、何も持ってない自分が死んだ方がいいんじゃないか?」とか考える人はいるかもなって思いました。

同じ「愛」って言葉が、愛するって意味にも、殺すって意味にもなる。

いろいろ、考えさせられたし難しかったけどそういうの全部まとめても人生って楽しいんだろなって思いました。

「飛び降りたあと、ふと思ったんだ。
人生は素晴らしい。
人生は最高だって。
不思議な美しさと驚きに満ちている。
生きている間はそれがよく見えない。」

今まで転々としてきた中でも、やっぱり隣人や周辺地域との関係は偶然の中でも新鮮で楽しいもので、自分の今いる環境それぞれの良さをちゃんと味わっておきたいなって思いました。

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