2008年4月17日木曜日

本「わかる!使える!労働基準法」

ひらっち3部作の最終章は、こんな本でした。

わかりやすく解説してる文章があったんで、転載させてもらいます。

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採用、給料、労働時間、休日・休憩、労働災害、男女機会均等、セクハラ、解雇……あなたの仕事のすべては、労働基準法を中心としたいわゆる「労働法」によって、ちゃんとルールが決められている。

なのにそれを知らないばかりに、当然得られる権利が得られなかったり、会社側としても、いつの間にかルール違反をしてしまっていることも多い。つまり労働基準法は、社員も経営者も、誰もが知っていなくてはならない知識なのである。

本書は、「もらえなかった残業代を、退職後に請求できる?」「こんな解雇は合法?」「どこからどこまでがセクハラ?」「帰宅途中にイヌにかまれてケガをしたら、労災は請求できる?」など、誰の身にも起こりうる身近なトラブル事例を織り込みながら、コンパクトかつやさしく労働基準法を解説していく。

とっつきにくい法律知識を気軽に知ることができる一冊。
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社会に出て5年目を迎えて、それなりに仕事も覚えてきた。
こなせるようになってきた。

でも、結構知らないこととか質問されて答えられないことってたくさんあって。
「どこの会社も一緒だよね」って思うのは、法律上組織がそう決められてるからってこともあるんじゃないのって読んでて思いました。
ただ、環境を同じにしなきゃいけないって制約がある中で、それでも他社より抜き出なきゃビジネスにはならない。競争力を持つためには、「うちにしかこれはできない!」とか「うちだからこんなに安くできる!」とかそういった部分が必要で、それは知恵の出しどころになるわけだけど、どーしても有休返上や残業代カットってのは避けられない部分でもあるのかなーって思いました。

理由は、いいわるいは別にして結果を出すのが簡単だから。
仕組みを変えたりやり方を変えたり、最適化や自動化とか新しいことにチャレンジしたりってのはそれなりに労力も頭も使って考えなきゃいけないけど、数字いじりだけなら何も仕組みを変えずにできる。しかも「効果があるかわからないけどやってみよう」じゃなく確実に利益率が上がることがわかりきってる。
能力のない、できない上司程、そういう傾向にあるのかもしれないな、とか思いました。

ただ、組織の中で同じ条件で働いてる人たちにとってもこの話はあてはまるわけで。
他の人と違う自分の「ウリ」を出す為には、やっぱり有休や残業を気にしてそれを傘にきて仕事してたんじゃ出てこないのかもしれないなと。自分は精一杯やってる、とか言ったって組織の中じゃポストの数や評価指標のバランス上絶対評価にはならないんだから、相対的に見ても抜きん出てるって状態に自分を持っていくにはどうしなきゃいけないかを考えなきゃいけない。それは、相対的に評価されやすい人ってのは絶対的に見たってそんだけ伸びてるんじゃないかな、なんて。

でもそれには、「休みから学ぶものは何もない(byオシム)」「自分の時間をどれだけそこに費やせるか(前に先輩に言われた言葉)」、やっぱりこういう考え方は必要なんだろなって思います。

法律は法律。ルールはルール。知らなきゃいけないことは知らなきゃいけないこと。
でも、その前提を知ることはただ「スタートラインに立った」ってだけのことであって、そこからルールを守りながらどう走るかは自分で考えなきゃいけないよな、と思った一冊でした。

イメージしやすい例えが多くてすごいわかりやすく労働基準法について書いてあったんで、この辺の知識が欲しいと思う人は読んでみるといいと思います☆

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