2008年3月30日日曜日

ルーブルと桜


この週末は、天気は下り坂だったものの絶好の花見日和でしたね。
春休み最後の週末ってことで、花見にでかけた人も多かったんじゃないでしょうか。

俺も出かけたかったけど、、、誰も遊んでくれなくて。(つд・)
そんな友達のいない俺に両親が付き合ってくれるっていうんで、両親と花見がてら上野公園に行ってきました。←冗談です。笑。でも、たまにはそんなのもいいのかなと。

で、せっかく東京まで来てるんだからってことで、東京都美術館でやってた「ルーブル美術館展 フランス宮廷の美」も覗いてきちゃいました。
他にもいろいろ企画展はあったんだけど、みんな予備知識0の企画展に3人で行くより、このルーブル展ならドイツW杯ん時に俺本物のルーブル行ってるし、そんときの土産話とか交えていろいろ話もできるんで両親は楽しめるのかな、とか思って。

それにしても、予想はしてたけど上野公園すごい人でしたねー。
どっからわいて出た!?ってくらいに人人人!で、ちょっと疲れました。。いやいや。

でも、やっぱり桜はキレーで、日本人でよかったなって思えるこの季節は好きですね。
今、この花の都大東京は世界で一番キレイな都市じゃないすか。
そこに自分が住んでるなんて「夢みたーい☆」って思う世界の子供達はいっぱいいるんだろーな、なんて。

ルーブル展は、絢爛豪華なルイ14世から16世(マリーアントワネットも含めてね)の時代の装飾品や家具やら芸術品がたくさん飾られていて、いくつかパリで見たのもあったりして懐かしかったです。
あんな時代あったなぁ。。。って俺はそんときはいませんでしたね。笑

ただ、向こうで見たものと比べたら規模も出展数も格段に少なかった。
ミロのヴィーナスも、ハンムラビ法典も、ニケもモナリザもなくて、それでもこんだけの量だってんだから改めてルーブル美術館の懐の深さを見せ付けられた感じでした。

で、どーしても美術館とか行くとただ作品を黙ってみてることができない俺は、、
「すごいねこれ、俺はいくらだったら買うかなぁ~」
「やっぱこういう皿で食べたいよね」「こんなのあってももったいなくて使えないよ」
「でも実はさ、こんな豪華なものもらっても全然趣味じゃなくて「しょーがないじゃんもらっちゃったんだから」とかブツブツ言いながら使ってたのかもよ?」
「ていうかさ、こいつらこんな豪華に暮らしてるけど「俺40F超えるタワーマンション住んでんだぜ」とか言ったら絶対びっくりするよね~」
「これ塩入れだって、絶対見えないよね~、きっとお客をだます為に作ったんだよ。「わーい引っかかった引っかかった」とか言ってきっと楽しんでたんだ」
「この絵の部屋きたなっ、散らかりすぎじゃない?肖像画なのに。少しくらい掃除したらいいのに」
「でもこんな豪華な品もう二度と誰も作れないんだろうな~、もうこんなのに国のお金使えないもんね。多分できなくなっちゃったことって結構あるんだよね」

なんて、およそ芸術を知ってる人はしゃべんないようなコトを話しながら、見てました。
いいんだよ、楽しく過ごせたんだし。
知ったかしたってそんなにひけらかす程知らないし。

でも、結局、どんなに貴重で高価なものを集めるかは問題じゃなくて、日常に溢れてるもの、いつも食べてるもの、使い込んでる気に入ってるものを「お、これおいしい☆」とか「やっぱこれでしょ☆」って言える自分でいることが何より大事だよな、と。
高いものがいいとは限らないけど、いいものは高い。それはわかるけど、それを求め出したらキリがないし、大事なのは高いものを持ってることじゃなくて、一つ一つのものの良さを認められる自分でいることだよねって、そんな話をしてました。

お金が全てじゃない。買い与えられることがステータスじゃない。こういう価値観の両親の元に生まれたことは、今も昔も良かったなって思います。

ま、そんな感じでラーメン食って帰りましたとさ。ちゃんちゃん。

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