2008年3月1日土曜日

本「もったいないのココロ」

今日2冊目は、「もったいないのココロ」って本でした。

あなたの環境破壊度はどのくらい?
環境破壊について教科書よろしく「このままだとこうなりますよ、だからこーしなさい」「あーしなさい」なんて本はちょっと読むの疲れちゃうけど、この本は著者の好奇心が根っこにあって、「こうやったらどうなるんだろ」って実験レポートを環境問題に絡めて書いてる。そんな本でした。

俺が理系だからかな、仮定で算出した数値と予想結果、それに反して実際どうなったかを提示しながら考察していくスタイルはわかりやすかったです。

例えば、電源は切ってるけどリモコンに対応する為の「待機電力」の消費量について。
最新の大画面テレビとパソコンと、どっちが消費しているのか。タイマー設定されている場合とされていない場合ではどっちが使うのか。コンセントから抜いておく場合と、どれだけ違いが出てくるのか。

炊飯器で米を炊くのに要する電力と、何時間も保温する為に要する電力はどっちが大きいか。
例えば4合昼に炊いて昼2合、保温しといて夜2合食べるパターンと、昼2合、夜もまた2合炊く場合とどっちが大きいと思う?結果は読んでみるといいと思います。

生活で使う水の量とかも検討対象になってる。風呂で沸かして、体洗うときはシャワーから垂れ流して、沸かした風呂の水は何にも活かさず流して終わり。体洗うくらいならその水でいいじゃん、とか。庭の水撒きはその水でいいじゃん、とか。昔は洗濯するのにも風呂の水使いまわしてたっていうから、やっぱ生活の中での無駄遣い増えてってるんだろうなって思ったり。

そんな誰もが遭遇するような日常生活での疑問点をいろいろ解き明かして、「我が家ではこうしてます」っていうのは、いつも同じようなことに配慮してる人にはあんまり関係ないけど、何も考えずに生活してる人たちには効果的なんじゃないかなと思います。
とりあえず、俺はこれ読んで待機電力にしてたテレビとかの電源をコンセントから電源落としたりしてみました。

環境問題があるからやるんじゃない。
自分の生活からムダを失くしたくて。

久々に、「知らないことは失うこと」だって感じた本でした。

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