2008年6月16日月曜日
最後に帰る場所
試験を終えて、まだ3時前。
時間があったんでこの前行けなかった上野の森美術館に行ってきました。
目当てはもちろん、「井上雄彦 最後のマンガ展」。
俺らの世代にとっては、手塚治とかよか影響力のあるマンガ家だと思います。
特に、自分達みたいにバスケやってた奴らには。
スラムダンクとか今読んでも泣くし、もう一生離れないんだろーなって思います。
「あきらめたらそこで試合終了だよ。」
この言葉にどんだけ励まされてきたことか。
「俺は間違っていなかった。。。」
あの心境になりたくて、何かを信じて頑張ってるのかもしれない。
あー、なんかもっかい読みたくなってきた。
で、そんな中美術館について、作品を見ていく、と。
いや、すげぇわ。マンガって、この人の表現力って、ちょっと自分の常識覆された。
マンガは本とは呼ばない。一般的にはそういう評価だと思います。
それは本を大事にしてる人の言い方。でも、本でこれは表現できない。
本は想像力に委ねられる部分が大きい分、受け手側の知識や経験値、想像力によっては感じてもらえない部分もあったりするけど、マンガは場面が描かれてる分、想像力に頼る部分は少なくて済む。みんなが同じものを通して同じ景色を共有できる。感情移入して、マンガの世界に入って。その、そもそものメリットを最大限に活かした形でのマンガ展なのかなと。
途中で、いや見終わってからかな、そんな意味がまた見えてきて、「この人すげぇ」って改めて思いました。
俺も、こういうことがしたいです。
誰かの常識ぶっ壊すような、いつかそんなことができたら、そんとき初めてこの人の影響を俺は誰かに伝えることができたかな、とか思うのかな。
井上雄彦さんが作品やこういった展示会を通して表現したのは彼自身で、そんな彼の影響を受けた人たちがこんなにもいるってことが、ホントにすごいことだと思うし、俺もまだまだがんばんなきゃって思いました。
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