2006年7月9日日曜日

アディオス、ジズー。



決勝戦、信じられないことが起こった。
ジダン、頭突きにより一発退場。

我慢できなかったんだろう、しょーがなかったんだろうとは思うけど、俺はあれはやらないで欲しかったなー。
世界最高の選手が、世界最高の舞台を最後に引退する。
その、最後の試合の本当に延長戦の最後の最後、みんなから祝福されてピッチを去るはずだった、世界中のサッカーファンがそれを望んでた選手は自分の相手へのヘッドで自らのキャリアにピリオドを打った。
本当は、マテラッツィにヘッドして退場、じゃなくてイタリアのゴールにヘッドして決勝点、だったはず。

もしかしたら少し、おごってたんかな。
「将軍と呼ばれサッカー界に愛された俺の最後の舞台の邪魔ばっかしやがって。」って。

審判も、この試合がジダンの最後の試合だってのはきっと知ってただろう。
でも、レッドカードを出さないわけにはいかなかった。イエローで済ますことはできなかった。
どんな気持ちで出したんだろーか?間違いなく、退場を命じたのは彼。
そうせざるを得なかったとはいえ、本意ではなくともやんなきゃいけないときにはやる。
そいつが彼の仕事であって、そういう意味じゃ彼も一流のプロだった。

でも、その後のイタリア、特にマテラッツィに対するブーイングはすさまじかったな。
現地で耳が痛くなる程のあれを聞いたあとなんで、音量を抑えたテレビのブーイングからでもどんだけすさまじぃブーイングが起こってるかは容易に想像できて、実際聞いてるわけでもないのに耳が痛くなったりしてた。

「フランスの将軍、ジダンの最後のプレーは、プレーと呼べるもんではなく、怒りに我を忘れたただの頭突きだった。」
これで彼の輝かしいキャリアに傷がつくことはないかもしれないけど、それでも、こいつはちょっと寂しかった。

0 件のコメント:

コメントを投稿