2006年7月4日火曜日

Mt.Fuji 2006

先週末、Breakersで富士山登ってきた。

俺は通算5度目の、日本一への挑戦。

でも、今回は初めて頂上までたどり着けなかった。
体力的な問題じゃなく、天候の問題。

山嵐になっちって、吹っ飛ばされそうなくらいの暴風に襲われて、一旦はみんなで頂上目指したものの早々と切り替えた。
今までに、台風のときだって経験したことのない、恐ろしいくらいの風。
多分、地上じゃ吹かないんじゃないかな。
上から吹いてくるときもあれば、前から後ろから、時には下からだって、いきなり風向き変えて吹いてくる。
全ては神のみぞ知る、富士山の気分次第。
俺は風を受けながら、「神風ってまさかこれのことなのか!?」って思った。

それでも一人なら、正直な話そんな状況だろうが頂上に挑戦したかもしれない。
でも今回が初めての富士登山挑戦て人も大勢いたし、高山病になっちってる奴も何人かいたし、全員で頂上まで行く、いや全員で下まで無事に降りれなきゃなんにもならない。
みんなが自分より相手のことを大事にしてるからこその、この判断。

降りるのだって風がやむわけじゃないから、キツイことには変わりない。
体持ってかれそうになることもあるし、雨だって弾丸みたいに降り注いで痛いし、荷物も服もなんもかもずぶ濡れ。
それでも、みんなで励ましあって、女の子や体調悪い奴はかばって、助け合って、無事にみんなで降りてきた。
頂上までも行けなかったし、ご来光も見れなかった。
やりたいと思ってたことは半分もできなかったかもしれないけど、そんな事態を一緒に切り抜けたみんなとの絆は深まった気はしてる。
あの中を歩いて帰ってきたってのは、ほんと誇れるし、自信にもなる。

でも、正直初めて挑戦した人たちを頂上まで連れてってあげたかったてのはあるけどね。
まぁ生きてりゃ次のチャンスはいくらでもあるさ。

俺は今回、人生と山登りってすげぇ似てるなって思った。

少しずつでも止まらずに、つらいけど一歩を踏み出し続けることが大事で、それ積み重ねてけばきっと今は見えないようなすげぇ景色が見えるはず☆
疲れたら少し休めばいい。無理なときは少し下がったっていい。それでも諦めないで登り続ければ、一緒に頑張る仲間も見つかるし、頂点を極められるかもしれない。
極められなかったとしても、エベレストの頂点でテント張る人なんていない。
頂点を極めたからっつって、誰もそこにい続けるわけじゃなくてみんなやっぱ降りるもんだから、そこに至るまでの道も楽しんだ方がいいんじゃないかな。
何があってもそれは頂点への道につながってるから。
心配しなくても、いつか頂上には登れるさ☆

来年、またみんなでリベンジだね。

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