2006年10月14日土曜日

映画「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」

2005年カンヌ国際映画祭 最優秀男優賞、最優秀脚本賞受賞作品。

今日見た映画。
これも、先週に引き続き夕日ってコンセプトでノミネートされてた作品。

こんな新しいのもノミネートされてたんだね。

観てみての感想は、メキシコの荒野、瓦礫って感じがすごい合ってた。

自分がどんなに今頑張ってても、それを知らない世界に行けばそいつは無意味になる。
一発の銃弾が、自分の人生を狂わすこともある。
「俺が死んだら、遺体は故郷に返してくれ。これが地図と家族の写真だ。」と言われた友との約束を果たすために危険を冒して国境を越え、やっとの思いでたどり着いた先ではじめて知らされた、友と出会った理由。
自分がホームで部外者にやったひどい仕打ちを、部外者としてされる側にまわって初めて理解するやるせなさ。
それでも、旅をつづけなきゃならない。過去には戻れない。

映画の中に出てくる自然が雄大で、その中で繰り広げられる一幕は、こんな都会に生きてる俺をも自然の一部なんだって認識させてくるような感じ。

でも、死体抱えて何日も旅なんてしたくねぇなぁ。。。
わるい映画じゃないと思うけど、観終わったあとになんつーか寂しくなっちゃうような映画ですた。

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