2006年10月8日日曜日

映画「ALWAYS 三丁目の夕日」

日本アカデミー賞受賞作のこの作品。
ずっと観てなかったんで、ようやく観ましたよ。夕日関連ってことで。笑
行けなかった試写状が俺んちの壁一面に飾ってあんだけど、それ観ながらずっと「いつか観たいな」って思ってた作品。

まじで、すげぇ良かった!
古きよき、昭和の日本。東京タワー建設中の東京に田舎から出てきた女の子と、ちびっ子、そいつらを育てる親世代。「今は貧乏だけど、いつかは…」って足元をちゃんと見ながら、夢も持って生きてて。
東京タワーの成長に合わせて、人・暮らし・地域が成熟していく様子を描いてってる。
堤さん、吉岡さん、小雪やら登場人物演じてる役者それぞれみんなの個性がよく引き出されてて、このメンツじゃなかったらこの映画は完成しなかったっていうくらいの作品に仕上がってる。
監督の手腕によるところが大きいのかな。才能に震えた。
建設中の東京タワーっていう時間軸がわかりやすくて、でもまだ「たぬきに化かされた」とか「3種の神器」とか『昔はどこでも確実にあったんだろうけど今は残念ながら東京にはなくなっちまったもん』がいくつも出てきて、なんつーか新鮮ですた。
地域がつながってることのあったかさって意味じゃ「UDON」に近いものを感じたし、複雑に絡みながら生きていく人間関係を描くって意味じゃ「クラッシュ(2005年アカデミー賞受賞)」に通じるもんがあった。

いい映画、心に響いてくる映画ってのはどっかに共通点があるもんなんだろな。

今、時代は折りしも第2東京タワーの建設に取り掛かるところ。
この映画の時代を土台にして、俺らはだいぶ便利な時代に生きていけるようになった。
でも、器用になりすぎたのか、恵まれすぎたせいか、満足に周りとコミュニケーションが取れなかったり、言いたいことが言い合えなかったりする人は多いような気がしてて。俺も含め。
そーいう人たちも、これからできる東京タワーの建設に合わせて、またちょっとずつ成長していくのかなぁって思うと、第2東京タワーの完成も少し待ち遠しくなるから不思議なもんだよね。

こいつが完成したとき、東京にはどんな景色が広がってるんだろ?
俺の周りの人たちは、笑ってられてっかな。

願わくば、この映画に出てきた人たちみたいに、そのときもみんなでワイワイ楽しく生きてられたら最高かなって思いマス。

すごいオススメなんで、ぜひぜひ観てみてくださいなー☆

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