2006年10月1日日曜日

スーパーエンジニアへの道―技術リーダーシップの人間学

今日読んでた本。
まだ読み終わってないんだけど、いつもみたいに読み終わってから書いてるんじゃ量があって、得られたモノもありすぎて覚えてられそうもないんで書いておこうかなと。

他の会社はどうか知らないけど、俺の会社では年次ごとに新人・2年次・3年次と研修がある。
その研修で使うらしく、人事から「読んどくように」って言われてた本。
ちょっと最近「読書の秋」だから?かはわかんないけど自分の中で読書熱が高まってて、スポンジみたいにどんどん吸収してるんで"今のうちに"ってことで手をつけてみた。

これがまた、すげぇ本なんだわ。

かつて読んだ「神との対話」みたいな悟りの話にも通じるとこがあんだけど、自分の業界の大御所が自分の仕事の問題点や成功事例、人生経験から、俺がこれから仕事や人生で使えるであろう共通項を探し出して、読みやすく話してくれてる。

大学にいた頃から、この業界には「Super SE」って呼ばれる突出した能力を持ってる人がいることは知ってた。
俺の中では、試算すると年間450万はかかるような内容のビジネス勉強会の講師を快く無料で引き受けて、俺らに勝てるビジネスの考え方を仕込んでくれた中嶋さんが唯一知ってたSSE(もう今はコンサルタントだし、世界中飛び回ってて日本にはいないみたい)だったんだけど。

この本読んでて、何度もドキッとするような感覚を覚えた。
それは例えば「今自分のやってることがホントに仕事を解決する為に必要なことかが自分で見えてる人はほとんどいない」ってことだったり、「仕事と人のどちらを優先するか?」って質問はそもそもが間違ってること(仕事もどっかの誰か(人)の為にやってることであり、この2要素は2律排反ではない)だとか、「自分の言ってることは相手に100%伝わることは絶対にないことを前提に話をしなきゃいけない」ってことだとか。「仕事の進め方をより早く進めたいと思ったら、今のやり方を素早くやる熟練度を上げることが必要なのではなく、やり方を変えていかなきゃいけない」ってことだったり。

あと、毎日5分でいいから日記を書くことの重要さとか。
これは俺はずっとやってたことで、今までの蓄積は自分のやってきたこと分析するのに結構役に立ってる。
自分を変えようと思ったら、まずはこういう「断る理由のない簡単な事柄」を自分に課してみるのがいいんだってよ。

自分は、今の仕事のやり方について何を考えているのか?
少しやり方考えてみないと今のままじゃ先ねぇし、みんなと一緒だしやべぇかもなー。
周りからみたら、バカなことやってるって見えるのかなー。

この業界に限らずどの業界も一番おいしいのは一番手って相場は決まってる。
二番煎じの取れる戦い方ってのは限られてるからねー。

もうちっといろいろ考えることが必要だって思った週末でした。

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