2008年7月26日土曜日

映画「スチームボーイ」

著者 :
バンダイビジュアル
発売日 : 2005-04-14
制作費24億円で「製作費用世界一のアニメ映画」の「スチームボーイ」。

17世紀のイギリス産業革命の真っ只中、天才発明一家3代とその頭脳を利用しようとする国家と組織を描いた作品。

俺個人としては発明するってことにすごい興味あるんで、おもしろく観れました。
技術の進歩に対しての考え方ってやっぱり人それぞれで、難しいっすね。

利益だけを追求してどんなに環境に悪いものでも作っちゃう人もいれば、技術に対しての哲学があってそれを守るものじゃなきゃ作らないって人もいる。世界に自分の技術を見せたいって思って新しいものを作る人もいる。

自分はIT業界にいて、時代の最先端の一翼を担ってるって自負はある。
誰かの命を奪うような業界ではないものの、最先端、誰もやってないことを考える立場にいることを考えれば、俺達だってどんな哲学を持って働いてるかが大事になるのかなと思いました。

これは、どんな業界だって一緒ですかね。
企業利益の追求の為、もしくは自分の給料の為だけに働いて、自分の理想や信念のないロボットみたいな人や(わざと?)そういう部分に考えを及ぼさない人と仕事しててもあんまりおもしろくなかったりして。

製作に費やした額が額なだけある、メッセージ性の強い映画だと思いました。

印象に残ったのが主人公の言ったタイトルのセリフ。
「バカ、バカってうるさいな!知らないことを知ろうとすることはバカなことじゃないんだ!」
これ、その通りだと思います。知ろうとする姿勢をバカにしちゃいけない。
今、自分が知らないことを恥ずかしく思う必要はないと思います。
知らないことがわかったなら、知ればいいんだから。
ただ、その境界を知るには自分がどこまで知ってるかを明らかにする必要があるかなと。

「何故働くのか?」
「何故その仕事なのか?」
「その仕事で何を実現したいのか?」
「その為にどうやって働いていきたいのか?」

そんな根本のWhy、What、Howを自分の芯としてはっきりさせておくことがまずは大事だなと思いました。

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