2008年7月27日日曜日

本「ソフトウェア保守開発」

職場の上長に「知識として押さえといて」って紹介された本。

ソフトウェア業界に限らずどこの業界もそうかもしれないけど、規格を知ってるか知らないかってのは大事なことかなと思います。

1.訴求力が違う。知ってる感が出る。

お客さんへの説明資料や、内部での打ち合わせも含め、「この辺の規格についても押さえた上での意見や提案ですよ」って感じが出せると、そういう規格を知ってる人同士での話すときは「この人勉強してる人だな」と思うし、知らない人と話すときはやっぱ知ってる人の方が立場がどうしても強くなる。
「14764」て言ってピンと来ない人にイチから説明するのはちょっとめんどくさいし。
ISOとかJISとかITILとかISMS、最近だと内部統制の18号とかも知ってないとおかしいくらいの知識だと思います。俺はまだまだだけど。法律も苦手だけど勉強したいんだよなぁ。。。

2.年長者にお願いするときにしやすい。

体制上自分の方が管理をしていたりして、自分より年上の人にいろいろ頼むとき、いくらその人よりPJ経験があったりしても「自分の経験上」って話だとあんまり聞いてくれないこともあったりして。そういうときに、こういう規格を持ち出して聞いてもらうってのは俺はよく使ってます。「だって、こうしなきゃ○○上マズイじゃないですか。」って話にすると案外聞いてくれたりして。

もちろん、そっくりそのまま使おうとしても使えないんで、「どう合わせるか」は考えないといけない部分だけどその選択肢を知ってるだけ、前に進んでるのかなとも思いマス。

で、この本。率直に言って使えると思いました。
1回読んで概要理解して、あとはITILとどう絡めるかに問題はあるにせよリファレンスとして机に一冊置いておきたい本かなと。内容もわかりやすいし、今まで疑問に思ってたことで解決したこともあったりして。

保守と運用と開発の位置づけとか作業内容とか役割定義とか、グレーな部分あったりしないすかね?
暫定対応と恒久対応の性格の違いはどこにあって、どう分けるべきかとか知ってますか?

この業界、覚えることは多いけど頑張って覚えれば確実にレベルアップにつながる業界なんだろなって思った一冊でした。

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