2008年8月15日金曜日

60年に1回の機会


GWに「出雲大社で60年に1度の本殿公開がある」って知ってから、どっかで行こうと思ってました。

10月に日本中の神々が出雲大社に集まって縁談の相談をすることから、10月のことを日本全国で「神無月」と呼び、出雲だけ「神有月」と呼ぶのは有名な話。その、日本中の神すらも集まる日本一の縁結びの神様のいる出雲大社の本殿が60年に1度見れるってんだから、やっぱどーしても見てみたいと思ったんですよね。
次に見れる機会は87才、そんときにはもういないと思うし。

で、行ける機会を伺ってたんだけど、なかなか都合がつかずにずるずるずれ込んで、、、お盆の週末(8/16,17)はめちゃ混みだろうし行くのも帰るのも無理だと思って一念発起して「金曜休み下さい!」って休み取って行ってきました。

ただ事前情報を集めてたところ「10時に並んでも整理券で4時になった」って話もあったんで、「朝1で行かなきゃ何もできなくなる」って感じて前日(木曜)に出雲まで飛んで、一泊することにした。んで出雲市に着いて現地で朝1で出雲大社に着ける交通手段を駅員さんやホテルのフロントに聞きまわって、朝6時半のバスで7時には出雲大社に着きました。
それでも、もうめちゃ並んでて、、、やっぱ公共の交通手段で1番に行ってもマイカーやタクシーで来る人には敵わないもんなぁ。しかも混んでくる時間がわかるんだから、マイカーの人たちはその5分前とかに着けば悠々自適なわけで。いいなぁ。まぁ、これでも早い方には間違いないし、いっか。って並んでました。

出雲大社のウェブサイト上では拝観開始時刻は9時半だったけど、実際は8時くらいから30分おきで拝観できるらしかった。俺が受け取った整理券は、「9時」でした。現在時刻は8時前。まぁまぁ予想通りだったかな。。。

で、時間もあったんでしばらくフラフラと出雲大社内を観光。
前回来たときの記憶もあったりで懐かしく「そうそうこんな感じだったなー。」「ここの奥に、、、お、あったあった。」とか思いながらまわってました。
そうそう、今回はちゃんとしめ縄に賽銭ぶっこんで来ました!これ、何度も何度もトライしてる人がいたけどコインを回転させずに投げるコツがわかれば簡単じゃん、なんて思ったり。ラグビーボールの投げ方や水切りの要領でスナップ効かせればほぼ一発で行けまっせ☆なんて。
で、他の神社ではしないけど、2礼4拍1礼のちゃんとしたお参りをしてきました。

そうこうしてるうちに時間が来て、早めに並んで入場。
「襟付き袖ありのシャツじゃなきゃダメ」「サンダルはダメ」「短パンはダメ」「シャツはベルトの中に入れるように」「帽子は外すこと」「暑いけどタオルも巻いてる人は取って下さい」「携帯は切るように」っと"神の前"だけにいろいろ注意され、やっと入場できました。
でも、これが普通なんだよね。軽装で見れるだけでも感謝しなきゃいけない。

中に入って、境内をぐるり。

何もない頃に生まれ だからこそ今に残る
何もない頃に生まれ だからこそ意味がある

ずっと昔からこの国の信仰の中心で心の拠り所となり続けてきた場所に、自分は今立っていて。拝観時間は5分程度だったけど、貴重なものを見させてもらいました。
ずっと昔のご先祖様がいなければ、俺は今ここに立ってない。
何千年も引き継いできたんだ。考えてみるとすごいことだよなと思います。でも、それもこれも機械が作ったんじゃなく、人が作って守ってきたんだ。腐った世の中でダセェ奴ばっかかもしれないけど、そん中でも好きなことができたり、一緒に笑える仲間がいて、楽しい時間もたくさんある。ロッキンジャパンだって、こういう場所だって俺らが行動を起こしたから可能になってる。これをまた60年後に引き継いでいくのは、俺らの役割だと思います。

インディアンは何かを決めるときに、自分達の7代先のことを考えて是非を決めるんだって。
目の前のことを積み重ねなきゃ前に進めないから、目の前のことももちろん大事だと思います。でも、一つ一つの物事に対して、その先々のことを含めた判断が俺らにできてるのかな。独りよがりじゃなく、相手がいて自分がいる、世界があって生きていける、そいつを大事にできてるのかな。

そんなことを考えた時間でした。

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