2008年10月17日金曜日

映画「フィラデルフィア」

著者 :
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日 : 2011-01-26
<映画の紹介>
フィラデルフィアの敏腕弁護士アンドリューは、ある日エイズを宣告され、それを理由に会社を解雇されてしまう。これを不服としたアンドリューはエイズ患者への不当な差別として告訴を決意。しかし、彼の弁護を引き受ける者は見つからず、彼はかつての敵だった黒人弁護士ミラーの元を訪れる…。
『羊たちの沈黙』でアカデミー監督賞に輝いたジョナサン・デミがエイズ問題を真正面からとらえ、感動的に仕上げたヒューマン・ドラマ。トム・ハンクスはこの作品でアカデミー主演男優賞、ベルリン映画祭男優賞を受賞。また、アカデミー賞を獲得した主題歌の他、マリア・カラスのアリアなど音楽の使い方も素晴らしい効果をあげている。

エイズと聞いて俺が一番最初に思い出すのは、-多分一生変わらないと思うけど- マジックジョンソンです。彼を通じてエイズへの世界の認識は変わった。その功績はNBAでの活躍と同じくらい、非常に大きいと思います。映画と関係ないけど、書いてみました。
ちなみに、そのマジックジョンソンの「俺達はプロだろ、驚きを売るのが商売さ」って言葉がすごく好きです。当時中学生にして、初めて「プロたるには」を学んだ気がする(我ながらよく覚えてんな)。

映画の話に戻るけど、いい映画だと思いました。
弁護士の仕事が好きで好きで、最後倒れる直前まで「自分が法律により、立場の弱い人たちの正義の一翼を担えるこの仕事が好きだ」って言った主人公に衝撃を受けた。法の中大出身なもんで弁護士の卵は何人か知ってるけど、そこまで弁護士にかける思いを熱く語った奴を俺は知らない。こういう情熱を持った人が、その業界を担っていくべきなんだよなって正直思いました。

あと、主人公が迷ってるときに支えた、家族会議での家族のあったかい後押し。
ああいうのっていいなって思いました。自分がピンチになったとき、それだけあるだけですごい大きな支えになるだろうなって思った。
幸か不幸か自分ちは家族会議なるものをしたことはないんだけど、今までそれでやってこれた。これはこれで、幸せなことなのかもしれない。自分たち家族全員が家族を大事にしてるように感じるから多分、必要になったら自然とやるんだろうなと。そんな気がするからこう思えるのかもしれないけど。

物事を関係者全員の了解を取って決める。
簡単なことなんだけど、それが難しく思えてた。
でも、大事なことだなって改めて思いました。

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