2008年10月19日日曜日

不思議な芸術


先日、サントリー美術館で働いているIさんからメールが。
「ピカソ展やってるんで良かったらどうですか?」

そんなお誘いもあって、今日は東京ミッドタウン行ってきました。

「巨匠ピカソ 魂のポートレート展」
会期:2008年10月4日(土)~12月14日(日)

<展示会の紹介>
パリ、マレ地区に位置し、生前のピカソが最後まで手元に残した作品を主なコレクションとするフランス国立ピカソ美術館。この美術館の改装によって空前の規模の世界巡回展が実現しました。日本では、国立新美術館、サントリー美術館の2会場を舞台に、数々の名作が展示されます。
巨匠パブロ・ピカソ(1881~1973)は、生涯を通じて内なる心に向き合い、常に自らの人生を作品創造に反映させた画家でした。彼が残した数多くの自画像、あるいは間接的に自己を投影した作品の数々は、ピカソ芸術の本質を表していると言えます。サントリー美術館では、ピカソの魂の叫びとも言うべき自画像とその周辺の作品を、油彩画を中心とした約60点によりご紹介していきます。

実は、この展示会に行くまでピカソの絵って言ってもピンとくるような代表作は知らなくて、というかピカソが最近まで生きてたことも知らなくて、だからピカソを1から勉強するようなスタンスで鑑賞してきました。
この人、絵のスタイルがどんどん変わっていくんですね。「見てもわかんない絵」しかないのかと思ったらそうでもなくて、青い背景の自画像なんかすごく真っ当な絵だったし人生の中でこんだけスタイルを変えられるってのはそれだけ自分のスタイルへの執着がなく、楽しんで書いてたのかなぁ、とか思いました。
だって普通、名声を得たらそのスタイルを変えられなくなったりするわけじゃん。そこの壁を越えられちゃうってことは売れてなかったのか売れすぎてたのか、どちらにしても変えることで人生が変わることがないって要素もあったんじゃないかなと。

あと、「見てもわかんない絵」についても初めて本物を見たけど、おもしろかったなぁ~、あれずっと見ててもわかんなくて飽きないっすね。技術がどうとかは知らないけど、ピカソの頭の中で「何をどう捉えてこう書いたんだろ?」ってのをいちいち考えてたら、答えはないけど想像が想像を読んでおもしろかったです。何度か見てりゃ見方もわかってくるのかな。

みんながどう思うのか、感想も聞きたいとこですね。ああいうとこは1人で行くのもいいけど、誰かと行っても良かったなぁ。

ま、国立新美術館でもやってるみたいなんでそっちも行けたら行ってこようと思います。
ピカソの作品にじっくり触れるいい機会だと思うんで、都合の付く方はぜひどうぞ☆

0 件のコメント:

コメントを投稿