2008年10月30日木曜日

映画「少年の町/感激の町」

著者 :
ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日 : 2005-11-25
<映画の紹介>
38年のアカデミー賞を受賞した人間ドラマ。殺人犯が死刑執行される直前に吐露した“あるひと言”を聞いたフランガン神父がその言葉を発端に小さな孤児院を設立する。

この映画、70年も前に作られてて、映像はあんまりキレイじゃない。
でも、ストーリーは素晴らしいものがある。

うまく言葉にできないけど、いい映画でした。
犯罪を犯したり、親がいなかったり、うまく生きていけない子供たちを少年院に閉じ込めて、大人の言うことに絶対服従させて体罰を繰り返したところでその子供は余計に孤独になっていくだけ。憎悪の感情が増えることはあれど、校正なんかするわけがない。
そんな思いで神父が作った少年の町。貧しかったかもしれないけど、それでも人の温もりがあれば安らげて、それが一番子供に必要なことなのかもしれない。1人で生きていけないのは、大人だけじゃない。子供の方が、余計にそうなんだと思う。

イノセンスって言葉がある。

子供がどう育つかは、その周りの環境次第。だから、環境を整えてやるだけで、子供は自然と子供社会の中で軌道修正しながら成長していくし、その器を用意してあげることが大人にできることなのかもしれない。

70年経った今でも、監督が伝えたかったことは伝わってくる。自然と2作目の「感激の町」まで見てしまった。傑作だと思います。
こういう映画は、後世まで残していきたいっすね。

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