2008年10月27日月曜日

本「経済のニュースがよくわかる本 世界経済編」

日本経済がヤバイ。こんなの、今の世の中を生きてる人なら誰でも知ってること。

特に株とか手を出してる人は大きな痛手を被ってる人も多いんじゃないかなと思います。
実際俺も。。。考えたくない。^^;

日経平均7000円割り込むなんて、ヤバイとは思ってたけどここまでは想像できなかった。
でも、じゃー回復材料があるかっていうと見つからない。
選挙で自民党で決まったら普通日経平均は上がるけど(小泉さんの時は顕著だったよね)、今回は上がらなかった。大統領がオバマに決まったことも逆効果になった。日銀は金利を下げた。景気が悪くなってることの象徴。経済成長は人口増加を前提にしてるけど、日本は既に人口が減り始めてる。効果的な対策も打ててない。むしろ子供を育てにくくなってる。汚職も続いて政治不信は全国的に高まってる。消費税はまた上がるかもしれない。派遣社員は特性上今どんどん首を切られてる。ハローワークじゃ年収250万の仕事しか紹介してもらえない。ニアショア・オフショアが進んで日本人の仕事は減っていく。他にも並べ出したらキリがない。

ただ、ヤバイのは日本経済だけじゃないこともわかる。
そもそも、アメリカ経済がうまくいってないことが今回の件につながってる。

じゃ、どうすべきなんだ?
この話を、最近よく職場の投資仲間で話してて。
「ドルペッグの国はドルがダメだから全部ダメなんじゃねーの?」
「でも日本はドルペッグじゃないじゃん。」
「でも、ドルのどっ天と日経平均がどんだけリンクしてるか見ればドルペッグと同じだよね。」
「円高を嫌がらなければ海外投資もありかな。」
「うーん・・・」

そんな中、1冊の本を「これ、経済の仕組みがわかりやすいよ」って紹介されたんで読んでみました。

確かにこれは、わかりやすい。事件の名前は知ってたけど実際何が起こってたのか知らなかった「ポンド危機」「アジア通貨危機」「ロシア危機」とかについて経緯から懇切丁寧に説明されてて、全然知らなかったことがいっぱいありました。
ニューヨーク市場、東京市場、ロンドン市場、香港市場。世界4大市場の係わり合いについてもわかりやすく説明されてたし、良本だと思います。お金の回し方、今後どうやっていくのがいいのか考えていく際に知っておいていい知識が満載です。
今回の世界恐慌(とまではいかないけど)についても、参考になる話がたくさんあって、この時期に読んでることもおもしろさに拍車をかけてる感じがしました。

ヘッジファンドによる通貨の空売り防止が何故行われたのか。デフォルトになると何がまずいのか。円は世界的に見たらどう見えてるのか。

お金の話ばっかしてると引く人もいるけど、大事なことだと思います。
知らないでいちゃいけない。
お金がなきゃ、人格も歪むんだ。どんな人格者だって犯罪を犯すようになるんだ。
幸せはお金で買えなくても、幸せの土台にはある程度のお金が必要なんだ。

同じ時間を効果的に過ごせる人と、過ごせない人がいるのは何故か。
知ってることと知らないことの差だと思います。考えてることの差だと思います。
運もあるけど、それが全てじゃない。

だまされたと思って、この本は読んでみるといいかなと。
経済のニュースもわかるようになるとおもしろいと思えるかもしれないし、円だけを持ってるのは少し危険かなとも思うんで。

興味がある人は手に取ってみて下さいな。

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