2009年2月23日月曜日

本「三国志(5)」

ちょっと間が空いて、三国志もようやく半分。

敗戦により散り散りになっても、主君の生存を信じ、再会を信じて、敵国に召抱えられていても義を守り通す関羽。ここまでの信頼関係を生涯に持てた人間って、他に望むものがあるんだろうか。金銀財宝なんかより、ものすごい財産だよなぁと思います。
どんなに叩きのめされても、財産は奪えても絆は奪うことはできない。やっぱり、どう考えても一番大事なものは人間関係の中にこそあるべきで、それを守る為に、弱い立場にいる人を守る為に立てる人は立つ。そういう思いはみんなに伝わるし、だからこそ応援してもらえる
力になってもらえるもんだと思います。
どんだけ偉い人に従っていようが、責任や義務感から来るやらされ感でやってたんじゃその人の力を完全には活かせないんじゃないか。

なんか、どうしても自分がいるビジネスの場に重ねてしまうけど、そういう上長に巡り合えた部下って幸せだなと思うし、自分と一緒に働いてる人たちにもそういう思いを持ってもらえてるといいな、と思います。

無事に再会を果たして仲間と決起したけどうまくいかず、そこでアドバイスされたのが軍師の存在。自分の組織に対して、「こういう人が足りない」「こういうことができる人がいれば」って思うのはともすれば今の部下に不満を漏らすことにもなるから難しいだろうけど、でも組織をうまくまわしていく為には本来であれば上長は「今のままで十分」とは思わず、常にフラットな視点で考えておくべきことだと思います。
で、そういう人材を少しずつ揃えていくことで、組織は「不要な1ピース」ではなく「必要な1ピース」を手に入れて、形になってくのかなと。

個人も確かに磨く必要がある。それは間違いない。
でも、どういう個人を集めるか、組織として個人の能力の単純な足し算ではなく、相乗効果によるスケールメリットを出せるようにしていく為には、そういう組織のマネジメントってのができること、要は「あるべき姿」を「個人」と「組織」双方で持っていることが組織の長に求められていることかなと思います。

やっと諸葛亮孔明が出てきた。楽しみ楽しみ☆

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