2009年2月25日水曜日

本「鈍感力」

著者 : 渡辺淳一
集英社
発売日 : 2007-02-05
<本の紹介>
日本経済新聞朝刊に連載され好評を博した恋愛ロマン小説『失楽園』や『愛の流刑地』の作家であり、“中高年世代の恋愛のカリスマ”と呼ばれる渡辺淳一氏。本書は自らの医師時代の体験をはじめ、数々の出会いや苦い経験から導き出した“渡辺流賢く生きるヒント集”である。推奨するのは、ずばり「鈍感であり続けること」。心身の管理から人間関係や仕事に至るまで、敏感すぎる人には良い結果が訪れないことを様々な事例で結論づけていく。他人の褒め言葉に対して、すぐに図に乗るくらいがちょうどいいという。恋愛でも、鈍感でめげない男が最後に思いを遂げると説く。

観点としてはありだと思いました。
KYKYって言うけど、あまり過敏に反応すんのもどうかなと。振り回されてる感も出るし。
AKY(あえて空気読まない)って言葉もあるしね。

ただ、著者は「鈍感の方がいいんだ」って提案をしてるんだけど、それだけでいいとは到底思いません。個人的な意見ですが。
確かに、そういう人の方が病んだりしないだろうし長くいることで評価をされてくかもしれないけど、「いちいち言わないとわかってもらえない」「っていうか、言ってもわかってもらえない」なんて、俺は一緒に働けない。「言わなくても、それくらいわかる」とか「その人のちょっとした仕草や癖で、考えてることがある程度予想つく」ってとこの方がお互いに働きやすいと思うし、そういう人たちとだから長くやることで付加価値を出せる気もするし。

中身の軽い本で、おもしろくなかったです。
それがわかったことが収穫かな。
これを読んでもなんにもガッカリしないことが鈍感力なら、あんまり欲しくないなぁ。

0 件のコメント:

コメントを投稿