2009年2月1日日曜日

本「三国志 (2)」

<本の紹介>
黄巾賊の乱は程なく鎮圧されたが、腐敗の土壌にはあだ花しか咲かない。霊帝の没後、西涼の董卓が十常侍に代って権力の中枢に就いた。しかし、群雄こぞっての猛反撃に、天下は騒然。曹操が起ち、袁紹が起つ。董卓の身辺には、古今無双の豪傑呂布が常に在り、刺客さえ容易に近づけない。その呂布が恋したのが美女貂蝉―董卓の寵姫である。傾国という言葉は「三国志」にこそふさわしい。

だんだん読むのに慣れてきました。笑

武人としては、強い奴になりたい。でも、強いだけで頭悪い奴は、やっぱかっこ悪い。
自分のことだけ考えてたんじゃ、周りはついてこない。誰が一緒にいてくれるかで、心強さもテンションも変わる。時代が変われば、今まで得ていたものが一瞬でなくなることもあるし、自分の力を世の中に示すチャンスはそいつ次第、主君次第でいくらでもある。ただ、コロコロ変えているようじゃ信頼してもらえないから、主にしろ臣にしろ、相手を見る目ってのはすごく大事。良禽は木を選ぶ。そいつの器をどう計るか、そいつと一緒にいて、自分は良いのか悪いのか。自分の決断の影響は家族親族全てに及ぶ。

貧乏だし偉い奴、強い奴に振り回されるし好きにできないし、難儀な時代だったかもしれないけど、俺は個人的にはおもしろそうだなと思いました。この時代に生まれてたら、自分はどうなってたかな、とか。
今の世の中を生きている人たちより、単純にエネルギーのある人たちがたくさん描かれていて、これは吉川英治さんの文才なのかもしれないけど、引き込まれる部分がたくさんあります。こういう人たちと生きてみたい、って思ったり、今の時代でこういう人たち見つける楽しさってあるよな、とか思ったり。

争いより語り合いを大事に、一騎当千クラスのすげぇ仲間を集めて楽しく生きられたらおもしろいだろうなーって思います。君や僕は、時代を選べないのでなく、この時代に選ばれたのだから。

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