2006年5月11日木曜日

生命を預かる

電車の遅れた朝。

「見てわかんだろ?」
「もう乗れねぇだろ?」
「よぉ、入ってくんじゃねぇよ?」

て、みんな思いながらも鉄の塊のどっかに隙間を見つけて滑り込んで、目的地までひたすら我慢。
俺ら乗ってる人間はそれでいいけど、駅員さんとかは大変だよね。

自分がやったわけじゃないのに、怒られて、怒鳴られて、詰め寄られて。

それでも、その仕事はやめらんない程、好きなんですか?

俺が、自分の仕事がSEで良かったな、て思うのは正直こんなときだったりする。
やっぱ仕事ができなきゃ怒られることもあるし、嫌なこともあるけど、それでも俺の仕事は、人の命を奪うような仕事じゃない。
万が一にでも、自分の仕事で誰かの命を奪うことになってしまったとしたら。
・・・ちょっと考えたくない。

電車でも、船でも、飛行機でも、車でも。
乗り物を扱う仕事ってのは、やっぱそういう危険を伴う職業だと思う。
直接的に命を扱う医者や消防士、レスキューなんかに比べたら命に接する機会は少ないのかもしれないけど。

だからこそ、そこで働いてる人には自覚を持って働いてて欲しいと思うし、俺は電車が遅れても、飛行機が遅れても、「誰も死ななかった」って事実こそが一番だと思える人でありたいと思います。

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