2014年8月10日日曜日

コミュニケーションについて

■大前提

▼相手を知る
  • 相手を知ろう、自分を知ってもらおうと思うこと。食事に誘うこともなく、誘っても来る雰囲気もなければコミュニケーションなんて取れない。
  • 1人の人の命が大事でない人が、ただ抽象的に何百万人の人の命のことをしゃべってもそれはただ言葉だけであって、本当の行動につながっていかない。行動につながるのはやはり情熱がなければならない。その情熱の引き金はやはり1人の人間、よく知っている人たちの存在です。
  • 皮肉なことに、私たちは親密な関係ができるのを待ってから厳しい質問をしようとするが、むしろ厳しい質問こそが親密な関係を培ってくれる。
  • 武明が会社でのことを殆ど家では口にしなかったのは事実だが、自分たちが無関心だったということも認めざるをえなかった。
▼相手を立てる
  • コミュニケーションの効果は、話し手ではなく「聞き手」が決定する。
  • 聞き手のことを考えて話をしないと、話し手の考えや情報はそう簡単には伝わらない。
  • 人間には意地があり、貧乏人ほどそいつは強い。プライドを逆なでするような言い方には気をつける必要がある。まぁ金持ちになったからそう言えてしまうっていうケースもあるかもしれないけど、その一言で双方が苦しくならないようにしよう。
  • コミュニケーションで一番重要なことは「自分が何を伝えたか」でなく「相手に何が伝わったか」。
  • 対話の際の心得ですが、なるべく聞き役にまわるということです。もちろん、全然喋らないというのも面白くありませんが、しかし自分は主として聞き役にまわって、相手に何ら不快の感じをさせないというのが、対話としては上乗なるものでしょう。
▼コミュニケーションにはレベルがある
  • Lv1:相手が言っていることを理解できるレベル。
  • Lv2:相手の言葉に出さない感情を理解できるレベル。好き、嫌い。
  • Lv3:相手の抱いている感情以外の部分までわかるレベル。なぜ好きか。なぜ嫌いか。
  • どこで判断できるか。
    • 会話のテンポと展開によどみがないか。相手にとって無駄な説明は省く。
    • 自分が話をしているときに、相手の考えを掴んでいるか。
  • イヌとネコはコミュニケーションの天才である。実際、犬と猫を飼ってみるとわかるのだが、あいつら全然働かない。いわばニートである。にもかかわらずきっちり3度の飯にありついているし、死んだ場合は葬式を出してもらうこともある。何故これほどまでに愛されるのか?尻尾振りは「無駄にカロリーを消費している」から、社交辞令に見えない。無駄な動きの量と、好感度は比例する!それ以外にも、「言いなり」「手間かけ」「リード」「馬鹿」等のいろんなテクニックを駆使している。

■伝える

▼話の順序のコツ
  • このどれかに則って話をすると伝わりやすい。
  1. 時系列:時間の流れに沿って話す。
  2. 重要度:重要度の高いものから低いものの順で話す。
  3. 緊急性:緊急度の高いものから低いものの順で話す。
  4. 関心の高さ:関心の高いものから低いものの順で話す。
  5. 問題解決の手順:問題は何か、原因は何か、解決策は何か、の順で話す。
  6. 作業の手順:手順1~5までの順番に沿って話す。
  7. 説得力:説得力の弱い順に話す。説得力のある順だと、だんだんつまらない内容になってしまう。最後に読む人を完璧に納得させる必要がある。そのためには読んでいる人に強烈にアピールすることを最後にまわすのがうまい。
  • 説得力は、客観的なデータと現場での証言(数人、周囲に信頼されている人ほど望ましい)。人に意思を伝え、説得するシンプルで効果的なのは、最後に、「あなたの自由です」と付け加える方法。
▼文章で伝える場合
  • 字の上手い・下手は本人も自覚している場合が多いが、文章の上手い・下手は文章の苦手な人にはわからないことが多い。
▼伝わりやすい表現
  • 「世間では」という言葉を持ち出すことによって語り手は一方的に語ることを避け、多方面の評価を持たせることができる。
  • 世評をそのまま引用することで話にリアリティを与え、言いにくいことは代わりに言わせる。引き合いに出しながら、実は自分の意見を言う。そんな用法が日本には昔からあった。
  • 文章を短くする
  • 難しい言葉は使わない
  • 具体的なエピソードを入れる
  • 聞き手の目線で話す
  • 聞き手に語りかけて共感を得る
  • ご当地ネタを入れる
  • 笑いをとる
  • 謙虚さを出す
  • 歴史上の人物の名言を引用する
  • 話題のニュースに触れる
▼言うことを聞かない子どもが自分から「協力」してくれる伝え方6つ
  1. 「要求」ではなく「誘う」
    • 子どもに何かをさせようと思ったらまず、子どもがあなたの呼びかけに「ノー」と答えたとき、自分がどう感じるのか考えてみましょう。もしそれが何かしら支障がある呼びかけだと思うなら、それは「要求」であり「命令」です。危険な状況に直面している場合は問題ありませんが、重要なポイントは子どもに要求すればするほど 子どもから本心での協力は得られなくなるということです。
  2. ゲーム感覚で楽しく
    • 遊びが好きな子どもは楽しいと感じれば乗り気になる。これにはちょっとした創造力とあなたの積極性が求められる。たとえば(早く自動車に乗せて家に帰りたいときに)公園から離れたくないと言う子どもには、消防士ごっこをして消防車に飛び乗るふりをするなど、車に乗り込む行為が楽しいと思わせる方法を考えよう。もしくは競争や、うさぎ跳び、肩車でも良い。
    • これは、ただ子どもに協力させるためだけではなく、子どもと楽しい時間を過ごすための方法でもある。権力争いをして子どもを強制的にチャイルドシートに座らせるか、楽しいゲームで子どもを自ら座らせるか、どちらを選ぶか?もし良いゲームが思いつかなければ、子どもが好きなものからヒントを得よう。もしお姫様が好きならあなたは光る鎧を着た王子様や馬になったり、もしくは楽しいお魚の本を読んでそのストーリーを演じたり。
  3. 繰り返さない
    • 子どもからの協力を得る上で、一番やってはいけないことは「繰り返し」。すでに聞いたことを繰り返し言われると、子どもたちは「しばらく無視してあなたが怒り始めるまで待」てばいいのだと学ぶ。
    • 子どもは彼らの世界を取り巻く人付き合い、感情の原動力などに関する膨大な情報にアンテナを張っている。あなたとかけひきをしたり、怒らせようと仕向けたりする時に、彼らは欲しいものを手に入れる方法やあなたに考えさせるにはどうすべきかなど、非常に興味深いことを考えています。彼らのずる賢さの餌食になってはいけません。
  4. 忘れたフリをする
    • それでは、一度聞いたことに子どもが答えない場合はどうしたらよいか。子どもは大人より賢くいようとするもの。忘れたフリをして「あれ?今、何をして欲しいって言ったっけ?何だったかな?確かどこかに行く用意をしていたんじゃなかった?なんとか思い出させてくれない?」と呼びかけてみる。子どもは優越感を抱いて、自分から進んで教えてくれる。
  5. 子どもに指揮させる
    • 大勢の子どもを相手にするときは、誰か一人をリーダーにするだけでいとも簡単に物事を進めることができる。(少なくとも)私の娘にはとても効果的な方法です。
    • 私が彼女の能力を過小評価すると彼女は彼女自身がどれだけ賢いかを証明したくなるようで、「ひとりでチャイルドシートに乗れないよね?」と言うと、彼女は靴を履きチャイルドシートに登ります。そして「あら、完璧にお出かけの準備ができてる。あなた、知ってたのね」と最後に彼女を褒める。
  6. 協力する
    • 疲れ、体調不良、空腹や悲しい気分などが理由で、普段は協力的な子どもでも特別な手助けが必要な場面がある。何をやっても上手くいかなければ助けてあげよう。たとえばこのような時、私たち母娘は赤ちゃんごっこをして、娘が赤ちゃんになり私が彼女の世話を全てしています。このゲームをするとすぐに彼女は私の言うことを聞いて助けてくれるようになります。彼女が本当に助けが必要な時に、私は彼女を喜んで助けると分かるから。

■聞く

▼人の話を上手に聞くポイント
  • 全ての情報を聞き逃すまいと能動的に聞く「集中力」
  • 相手の発言の真意を理解することにエネルギーを注ぐ「瞬発力のある知性」
  • 相手の価値観などが自分と異なっているときに相違を受け入れる「柔軟性」
▼聞くことでレベルを上げる
  • 一方的に命令をするより、いま何が売れているか、今日は何を売っていこうとしているか、店の中のどの部分をどのようにしていったらいいかなど、担当者に毎日質問をして、コミュニケーションを密にすることで仕事の質を上げていくことができる。
  • アクティブリスニング(聞くスキル)。聞きたいことが聞けないのは、答える人のせいじゃない。
  • ソーシャルメディア・ポリシーをつくる時に、各関連部門が事細かにいろいろ言うことをひたすら黙って聞いてまわったこと、ここがポイントだったのかなと感じます。各部門の言い分をすべて聞いて文言をつくったおかげで、『それに則っている』という事実が免罪符になっている節も多々あります。
▼人間性を知る質問
  • 人生の中で、あなたはどれくらいラッキーだと思いますか。1を最悪、10を最高として答えてください。
  • もしあなたがスーパーヒーローになれるとしたら、誰になりたいと思いますか?
  • ふたりの人をランチに招待できるとしたら、誰を招くでしょうか。そして、その理由は?(現在、過去、実在、架空を問わない)
  • あなたが部屋に踏み入れるたびに、テーマソングが流れるとします。そのテーマソングとは?そして、その理由は?
  • 会社の人と社外で交流したことがありますか。(これに「いいえ」の人が多い会社って。。。)

■評価

▼第3者からの評価を地道に得るには
  • 謙虚であり、成功に浮かれたりしない。
  • 時間厳守。始業時間にも、会議の開始時刻にも、列車の発車時刻にも遅れない。自分の時間を無駄にするのを嫌い、だからこそ、他人の時間を無駄にすることもない。
  • 今の自分に与えられているものに感謝している。その結果、たいていはさらに多くのものを手にする。
  • 誰であっても、敬意をもって接する。友人であれ、上司であれ、ランチのサンドイッチを作ってくれる人であれ。
  • 自分を仕事ですり減らすことはない。
  • 他の人のためになにかを犠牲にできる。
  • 我慢強い。
  • 必要な時は、見返りがなくても、努力を惜しまない。
  • 問題点や対立に、真っ正面から取り組んで解決する。
  • 丁重に断ることができる。断るのは簡単だが、丁重に断るには技術がいる。
  • 同僚を信頼する。
▼第3者からのフィードバックを効率よく得るには
  • まず、「続けた方がいいことは何か」を聞く。
  • 次に、「やめた方がいいことは何か」を聞く。
  • 最後に、「はじめた方がいいことは何か」も聞いてみる。

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