▼何を集めるか
- 「情報の質」
- 6Mに着目する
- Man:人の数、能力、行動姿勢
- Machine:施設や設備の状況
- Money:投入されている資金、予算
- Material:使用されている材料
- Method:実施されている方法、仕事のやり方
- Measurement:行われている測定手段や手法
- 収集すべき証拠のレベルは2層に分かれる。
- Lv1:ソフトな証拠。人から聞いた状況説明など、主観的な質的データ。
- Lv2:ハードな証拠。測定や実証がなされた、客観的な数字であらわせる量的なデータ。
- 何かを始める前から、マーケティングを念頭に置きすぎるのは禁物。マーケティングとは「流行ったものに後から理屈をつけること」であり、マーケティングビジネスとは、その理屈を商売にしたものにほかならない。逆に言えば「全く新しいもの」をつくるとき、過去の成功・失敗事例の蓄積であるマーケティングはあまり役に立たない。
- 自分の立場の「なんでも知ってる」とお客の立場の「なんでも知ってる」は違う!何を知ってれば「なんでも知ってる」になるのか。。考えてみないと。
- 無印良品が「オブザーベーション」と呼ぶマーケティング手法は、顧客の家に訪問し、顧客の生活を共有し、課題となっているところを把握することから行います。そのために予め訪問する顧客には家を片付けないようにお願いし、ありのままを見せてもらっています。この課題から商品開発を行い、様々な商品を生みだしてきました。
- 自分がいいと思っていることも、必ずしも他人には受け入れられない。全世界が一気につながった時代ですから、いろいろな意見を取り入れる、聞かせてもらうというのが、一番大事じゃないかと思います。
- 自分の進みたい方向に必要な基本的な情報は、常に無意識に収集しておくこと。天気予報などは特別暗記力を必要とするものではなく、いつも関心をもって気にしていれば自然と頭に入ってくる。商売をやっていく上で大切な情報はその地域の行事と天候・温度の変化。
- 消費者はいまある商品の範囲・延長でしか考えてくれません。その要求に応えることだけを考えていると、新たな製品開発への発想が狭まってしまいます。市場調査などに頼っても、いいアイデアは生まれないわけです。
- 「考える」と「調べる」は違う。新しいことを始めるのに、調べるだけではできない。
- 「情報の量」
- いわゆる情報社会ということについては、社会全体としてはたくさんの情報が蓄積されているという意味ではまさに情報社会だけれど、一般の人にとって利用できる情報の量が、何事につけても豊富だという意味でなら、情報は不足していると思う。
- 昔、村に住んでいる人が必要とした情報は村の中で起こっていることだけでした。だから、それは自分の目で見れば割合にわかりやすかったし、噂もあるけれども翌日行って確かめてみることもできる。情報が多い、少ないは村に関してはかなり、それだけで事実的な、自己充足的な情報の体系があったと思う。
- 世の中に流通している情報量と、実際に人々が消費している情報量に極めて大きなギャップが生じてしまった。世の中を便利にするはずの情報社会において、ジャンクな情報が大量に発生し、機能的にボトルネックとなった人間が情報過多に苦しむようになった。
- 情報は取りにいくが、集まるようにする工夫も必要
- 情報を「集める」力よりも、情報が「集まってくる」力が大事。自分が欲しい情報が勝手に集まってくることが昔から重要とされてきた。
- 情報は取りにいくものであって待つものではない。下から上がってくる情報は加工されている場合もあるし、何より悪い話はあまり上がってこない。
- 自分から情報を取りにいかない人間は、仕事のことをあまり考えていないのではないか。
- ウェブサイトに掲載された図書情報は、私と情報提供者が見るだけでなく、世界中の人が見ているのである。私の読書レベルが白日のもとにさらされる厳しさがあるが、それも勉強である。むしろ、「私はここまでわかりましたが、さらに詳しい本を知っている方がおられたら教えてください」という情報発信であり、受付姿勢の表明である。
- 捨てることも大事
- 情報に溺れない為に、いらない情報は捨て、取捨選択に努めること。持たなくてもいい重い荷物を、誰に頼まれもしないのに一生懸命ぶらさげていないか。
- 偏りを防ぐこと
- 情報はバランスよく収集しないといけない、本は1、2冊だけ読んで判断するのは危険。できれば両極端の意見の本を、両方読んだほうがいい。また、同じ著者の本だけを読むと見方が偏る可能性があるので、異なる著者の本も選ぶのがベスト。
- ものごとを二つの目で立体的に捉えるようにすること。一つの目線からの見える景色は、一面しか見せない場合もある。
- 読書
- インターネット
- SNS(Facebook,Twitter)
- TV
- クチコミ
- RSS
- インタビュー
- アンケートは、こちらが熱っぽい依頼をするとお客様も熱っぽい反応を返してくれる。だから、以下のようなアンケートだとより欲しいコメントが寄せてもらえるようになる。
- 「お客様の声をお聞かせください!」あなた様の喜びの声を聞くことほど、私たちの仕事に情熱とやりがいを与えてくれるものはありません。いいこと・悪いこと、どんなことでも結構です。是非、あなた様の声をお聞かせください!
- そして、アンケートをお客が書くことで、お客の頭の中で物事が整理され、他の人に伝えやすくなる。
- アンケートは、「喜びの声」と「悲しみの声(クレーム)」を分けること。そして、クレームはそのクレームへの対応・改善が完了してから、公表すると、悪いことでもしっかり対応していることが見せられる。
- 紹介で来てくれた人に「○○さんにどんな場面でどんな風に自分たちが紹介してもらえたか?」を聞くことで、クチコミをこちらから起こせる「クチコミのパッケージ化」を進めることができる。このサンプルは非常に貴重な情報となる。
- ときどきメディア断ちをする。テレビのコンセントを抜き、ラジオを消し、コンピュータを切り、新聞や雑誌を読まない。
- メディアの声を聞く機会を減らし、あなたの胸の奥にある良心のささやきに耳を傾ける機会を増やそう。
■情報の編集・加工について
- 情報は加工しないとノウハウにならない。
- 過去に見につけた知識、能力だけで、いつまでも通用するはずがない。文章を書くのも勉強になる。しゃべるのと違って文章を綴るときは、細部の正確さと論理性が求められる。会議録でも報告書でも、いざ書いてみると、頭で記憶していたのとは違った知識や情報が入ってくる。頭は使えば使うほど頭が良くなるということは、生理学的にも認められている。
- 知識とは「意味のある情報」です。たとえばインターネット上で大量に流通しているのは単なる情報ですが、これと人間の思いが一緒になって初めて「知識」になります。ですから知識を準備するためには情報を仕入れなければなりません。
- そもそも「数値データだから正しい」というのも怪しい話です。一度でも自分でアンケートに答えた人なら心当たりがあるかと思いますが、記入し終わった回答票は何とも中途半端な代物です。決して嘘をついたわけではないけれど、自分のある一面しか表現できていないというか。もっと別の聞き方をしてくれたら、もっと別の答え方もある、というか。まぁ、そんなものです。
- 真実を語るべき統計が欺瞞に満ちている。統計情報が氾濫する中で、どの統計がどこまで社会の真実の姿を表わしているかを判読することが益々必要となっている今日、「それが正しく使用されなければ何にもならない。何にもならないだけではなく、誤った結論が出てくる危険がある。」
- キュレーションで最も問われるのは、新しい関係性の中でどれだけ新しい意味が編集され、いかに新しい文脈が生まれるかだね。
- 日本でもキュレーション関連のサービスを始めている会社がある。韓国の検索サービス最大手の日本法人ネバージャパンが始めたユーザー参加型の情報集約・共有サービスの「NAVERまとめ」です。ユーザー自身がネット上で自分の関心のあるテーマに関連する情報へのリンクを選別収集し、編集して、それ自体にコンテンツとしての価値を持たせ、共有することを目的とする。こうして情報がキュレーションされたサイトは「まとめサイト」と呼ばれ、そのまとめページをつくったユーザーに広告収入が還元されるという仕組み。
- サイト内検索だけでなく時代別・領域別のデータベース化作業を続けようと考えている。何かを考えるヒントは、系統的に整理された情報の集積から生まれる。
- お気に入りに登録されたサイトが自分のマイ電子図書館であり、マイ情報センターになる。
- 本や商材から得た情報というのは、自分のビジネスにどう活かすかが大切であって、まるっきり同じビジネスを始めるのでは意味がありません。
■情報の発信について
- 誰かに何かを伝えたいとき、大事なことは「自分が何を伝えたか」ではなく、「相手に何が伝わったか」。自分にどれだけ知識があって、それを熱心に伝えて自分としては「これ以上話せることはないくらい、できることは全部伝えた」と思えても、相手が「この人の話よくわかんないな。」って最初に感じてほとんど聞いていなかったら、それはかけた時間が1秒でも1時間でも伝えたことにはならない。相手が聞いていなかったんじゃない。自分がきちんと伝えられていないんだ。
- そこで大事になるのが、伝え方。人が情報に触れて、それを自分のモノにするプロセスには、大きく2つあるんじゃないかなと思う。
- 第1段階:その情報に触れて、「これはこういうことだ」を理解する。
- 第2段階:「それなら、(頭の中で)ここに整理しよう」を考えて、頭のどこかにおさめる。
- そして、第1段階でどこまで理解してもらえるかが、相手への伝わり方を左右する大きな分岐点となる気がする。なるべく、相手の頭の中での情報処理のプロセスを省いてあげるのが、短い時間の中での効率的な伝え方といえるのかな。
- 森で木が倒れたとき誰もその音に気づかなかったら、その木は音を立てたと言えるだろうか。もし広告を出しても誰にも気づかれなかったとしたら、そのブランドは広告されたと言えるだろうか?
- コミュニケーションには効果と効率の軸がある。例えば一斉同報メールは効率はいいけど、効果は薄い。
- 多くの人が認識したことは、それをまったく知らない人でも認識しやすくなる。
- 人間は、自分と関係ない人の大きなニュースより、関係ある人の小さな話題に強く引かれる生き物だ。
- 「パンフレットに広告を入れる。印刷代が出るだけ広告取れば作成費は実質タダだ。」
- 情報発信ではなく情報のスピードと直接性を重視したインデックス化は、表現というものを根本的に考え直すきっかけになった。大前提的に表現はオリジナルなものだと思っているが、実はそれは情報の組み合わせに過ぎないのではないか。
- 「お前が客なら公演直前まで内容がまったく分からないような芝居を観に行きたいと思うか?」
- 1枚は、自分が付き合いたくないお客を書いていく。こちらは他の人に付き合ってもらえば良い。
- 1枚は、理想とするお客を書いていく。こちらがターゲットとなり、この人たちにふさわしいサービスができるようにしていけば良い。顧客は、自分の心の姿勢を映し出す鏡でもある。しっかり向き合うこと。
- 導入期(新規製品)
- 新規性故に広告宣伝はやっても見向きもされない可能性の方が高い。マスコミに記事を書いてもらえるようにPR活動をしていくか、クチコミがベスト。
- 成長期(2桁成長、ライバル登場、価格競争)
- 土壌ができ、広告宣伝の反応が良くなっているので広告にお金をかけてOK。ただこの時期は長くて2年。「品揃えが豊富」で勝負できる。
- 成熟期(淘汰)
- 見せ方としては「専門化」が有効。もちろん品揃えは揃っていて良いが、武器を見極めてアピールする。
- コミュニケーションを楽しむ!
- 新聞や紙にない部分=「双方向性」を活かした使い方を考えてみる必要がある。
- コメントをもっと重視する、とか。
- ATND:発信の次は、出欠管理
- 連絡先情報等を取得でき出欠を管理することができつつ、どんな人が来るのかを参加者側も知ることができるATNDが便利かも。
- facebook/mixi/twitter/gmail/yahooなどのアカウント持っていれば誰でも登録可能。
- お知らせもここですればいいし、参加する団体のインフォもここに載せとけばいい。事前にお知らせしたい人はコメント欄を使える。ここでツイッターとかをおすすめしといて、フォローしとくと出会ったときに、その話ができたりするから、そのへんもお薦め。
- ニュースレター
- これの中に新聞的な要素で過去のイベントの話とか参加者の声(自分たちのクチコミデザインと1粒で2度おいしい、という形になる)とかがあると、もらいがいもありそう。楽しんでもらえそう。
- パーソナルな情報(結婚、旅行、大失敗、、)を提供すること。出せば出すほど、相手も身近に感じてしまうという法則がある。
- お客の誕生日を祝う(「入ってなければすぐに連絡を!」という形式で)。新規のお客を歓迎する。簡単な一言紹介(漫画好きの税理士、スイーツ好きの公認会計士etc)を加えた形にできるとなおおもしろいかも?
- 相手方の営業をこちらも肩代わりしていて、向こうもしてくれるようになるようになると良い。「好きそうな人がいたら渡しておいて」っていつも2部渡すようにするのもいいかも?新規のお客がこれだけ来ている、ということを示すことで、ある種紹介するのが当たり前、という雰囲気が作れるようになる。
- 「ポカリのある風景写真」という名前のアルバムを設け、定期的に、季節感あふれる風景や日常のワンカットにポカリスエットを組み合わせた写真を、1枚ずつアルバムに追加しています。1枚追加する毎にウォールに連携しており、どの投稿もエンゲージメントの高いものになっています。
- 写真に付いているキャッチコピーも、どれも逸品でファンの共感を得ています。ポカリスエットといえばスポーツのお供というイメージが大きいですが、それが、もう少し身近なものに感じられる投稿になっているのではないでしょうか。
- Facebookのアルゴリズムで、短時間に連投していたものにはペナルティを課して、投稿をまとめて表示している可能性があります。このようなリスクを未然に防ぐためにも、適度に投稿間隔をあけ、ファンにストレスを与えない投稿をこころがけましょう。
- 名刺
- ポイントカード型もありだが、紹介カードも兼ねられるとおもしろいかも?自分で持っててポイントを貯めても良いし、誰かに渡して紹介者として名前書いてもらったカードを持って次回参加した方にはどんなイベントでも紹介された人300円off!とか。
- ブログやHPのURLを書いただけでは見に来てくれない。「見に行きたくなるような一言」を書くこと。奥多摩トレックリングイベントレポート配信中!とか。
- 変わった名刺を渡して「変わった名刺の○○さん」で覚えてもらってもしょうがない。「○○○○○○のことなら□□さん」という形で、相手の記憶に残るようにすることが大事。肩書きを見ただけで、以下がわかるようにすること。
- 「(1)何をやっている人なのか?」
- 「(2)何が得意な人なのか?(何の専門家なのか?)」
- 「(3)同業者とどこが違うのか?」
- 実績を入れると信用できる。
- 自宅で家庭用プリンターでの印刷は、女性から見たら「貧乏くさい」。信用力が落ちる。
- 無料で提供できることを自分の名刺に記載して配ってもらう。集めたくなるような異なる格言をそれぞれに書いて。
- Website
- 誰かに紹介したくても、詳しく中身を伝えるには10分やそこらでは無理。手持ちの資料を渡せる場合、プレゼンのみの場合、何もない場合などいろいろあるので、「詳しくはコチラ→」という形で集結させられる発信基地が必要。そこを自分のWebsiteにしたい。
- 日々のダイアリーだけでは経緯や全体像が見にくい。「何をするか」と「誰とするか」を大事にするなら、その2つが紹介されている形が望ましいように思う。
- プレスリリース
- 少しでも読んでもらえる確率が上がるならプレスリリースに定型外料金を払うのは無駄遣いとは言わん。遣うべき金と遣わざるべき金を明確に判断できることは一つの能力なのだ。
- 受け手にやさしく(フールプルーフ)
- 受け手は受信した情報を自分の頭の中で整理している。だから、発信者が「受信しやすい形」にあらかじめ加工してあげることで、わかりやすい情報にすることができる。「受信しやすい形にする」とは、情報の構造を明らかにしてあげること。これがあると、親切。
- 注意深くない人、専門知識のない人を想定した情報発信をすること(そうすると誰にでも届く)。
- 文字数を短くすること。情報量が多すぎると、受け手の器に入らない場合もある。情報伝達の量や速度は、発信側でなく受信側が決めるもの。
- 簡単文と感嘆文。シンプルに、わかりやすく。
- アサヒビールの例ではビールジョッキの持ち手で「いいね!」を表現した投稿は、非常に分かりやすくインパクトがあります。自社商品をからめて楽しさや元気さを演出しているこの写真は、直感的に「いいね!」をクリックしたくなります。
- 初心者目線も必要
- 伝える情報についての専門知識はあればある程、それに越したことはない。
- ただ、初心者に伝わるかどうかは専門知識に加えて、「初心者の視点・発想で考えているかどうか」という観点も必要になる。専門家は「受け手はどこがわかりづらいか」という視点が欠けがち。
- テーマパークで楽しむためには、「全体図(鳥瞰図)と現在地」が必要。これと同じで、全体図と現在地の情報を一緒に渡して、常に把握できるようにさせてあげると伝わりやすい。
- 選択肢の数を少なく
- 「8つの中から1つ」と「4つの中から1つ」では後者の方が間違いなく情報は見つけやすい。伝わりやすさを考えるなら、構造化して選択肢をなるべく少なくすること。話も資料も内容よりも、構成で勝負が決まることを認識しておくこと。
- 選択肢や、関係性を持つ文言の場合、文章内の文言の差異率を大きくすること。7文字中2文字しか違わない表現と、5文字中4文字が異なる表現では、後者の方が違いが伝わりやすい傾向がある。
- 欲張りすぎても、結局相手にはよくわからなくなる。1枚の資料で表現できる量を考えて、しっかり取捨選択をすること。
- 写真や絵と、文字と
- トピックセンテンスを示すことで、受け手に要否を判断してもらいやすくなる。不要な情報かが最後まで読まないとわからない、というのは受け手にとってはストレスになってしまう。
- トピックセンテンスは最初に提示するのと、最後にもまとめとして提示するとより効果的。
- 覚えやすく伝えやすいキーワードを選ぶことで、クチコミを誘発できる。
- 特徴的なのは、クエスチョン投稿と同時に別途画像付きの投稿を行っていること。画像を付け加えることで注目度が増しますし、スマホユーザはクエスチョン投稿が表示されないので、その対策として行っているようです。問いかけ内容に適した時間に投稿しておりファンの心理をグッと掴んだエンゲージメントの高い好事例です。
- 一般的にソーシャルメディア上で最も共有されるコンテンツの一つに「食」に関する写真(レストラン、乾杯、自宅での料理など)がありますが、美味しい食事を食べたり、お酒を飲んだり、食事での楽しいひと時を共有したいという気持ちがあります。
- 肖像写真は、活字の何十ページ、いや、おそらく何百、何千ページに相当する情報を一挙に伝えることができる。しかしその男また女が、昨日はそばを食べた、明日はうどんを食べるだろう、という活字の一行に相当する情報を 伝えることはできない。肖像写真は人物の顔の現在であって、過去も、未来も表現できない。「ヴィジュアル」な情報と 言葉による情報とは、互いに他を補うので、一方が他方を駆逐するのではないし、一方が他方に代わるのでもない。
- 数字を出して興味を引く
- プロスポーツの基盤は大衆の興味にある。大衆が大事な情報にアクセスできないのでは、理屈上、球場に鍵をかけて内緒で試合を行っているのと同じ。
- 1,2,3,,,と表わされた数字の実体や、その裏側にある人々の生活や命、見えない力に抗して悲鳴をあげる人たち、その人たちの苦痛や不安にどう対せるか、その肌にどう触れられるかを、数々の例をあげて話していく。
- 期待値を下げる
- お客の期待値を戦略的に下げ、それ以上のサービスを提供すると、ギャップが生まれてしゃべりたくなる。
- 「できないことはできない」ということで誠実さが伝わり、そこに苦労話があれば、実績はなくてもその後のアピールしたいことを信じてもらえるようになる。
- あくまでお客主体
- お客が一番関心を持っているのは、お客自身のこと。俺たちのことはどうでもいい。だから、悪い噂に過剰反応することがかえってマイナスに働くこともある。
- コメントを返すかどうかは、運用ポリシー次第ですが、ファンが"意見"を出してくれたことに対し反応していくとウォールはより活性化され、エンゲージメント率も高くなる傾向にあります。ファン数が多い場合は、寄せられるコメント数も増えてきて、コメントを返すことが負担になりがちですが、すべての投稿に返す必要はなく、せっかく始まった会話が後につながるようにワンクッションコメントを入れるだけでも、コメントの展開が変わってくる可能性があります。
- 「○○からあなたを、そしてお友だちを救いたい」という共通の敵に対して戦うメッセージになっていれば、お客に仲間意識を持ってもらうことができる。そして、仲間を増やすお手伝いをしてもらうこともできる。
- お客の欲求には本音と建前がある。その「本音の欲求」にも応えていると、共感してもらえやすい。
- バイクに乗りたい(建前)⇒かわいい女の子の写真が見たい(本音)
- おいしい寿司が食べたい(建前)⇒家事をしたくない(本音)
- 自転車で社会貢献(建前)⇒優しい人と見られたい。かっこいい体型になりたい(本音)
- 本音の欲求の探し方
- 「一体お客は、どんなことに夜も眠れないほど、怒りや不安を感じているか?」
- 「一体お客は、どんなことに抑えきれない喜びを感じているか?」
- キュレーションの大きな特徴は、iPadがユーザーによって多様な使われ方をしているように、新しい意味が提供されると、今度は受け手が自分でその意味を再編集し始めることにあります。
- クチコミしやすく
- その話が「誰とでも話題にしやすく(みんなに響く形)」「複数人数で利用する必要がある(複数人数特典がある形)」ものは、クチコミが起こりやすい。発信する際には、ここに気をつけること。
- 「私の好きなソニー製品は_____、なぜなら_____。」穴埋め形式でファンが答えを埋めたくなる心理をついた投稿です。ここにポイントがあり、もしこれが「あなたの好きなソニー製品はなんですか?」と投稿したらコメントの付き方も変わっていたと思います。文の組み立て方ひとつでエンゲージメントは格段に上がります。
- myMUJIはファンに自分の好きな無印良品の商品を語ってもらい、そのコメントをFacebookをはじめとするソーシャルメディア上でクチコミしてもらうことを促進する仕組みとして立ち上げられました。投稿したコメントはmyMUJI、Facebookのフィード、無印良品ネットストアの商品ページに掲載されます。ファンが投稿した商品とコメントをファンの友達がフィードで知り、無印良品のサイトに訪れるというソーシャルストリームです。
- 災難を演出することも1つの手。災難は人の注目を集められる。泣きっ面に蜂的なストーリーは共感を得られる。物語は覚えられやすく、伝わりやすい。
- 伝えるためだけにお金を使うのはもったいない。お金をかけなくても、みんなが驚くことをすれば人は自然に集まる。
- バズを生み出す6つの事柄
- タブー(セックス、嘘、下品でたわいのないジョーク)
- 一風変わったこと
- 突飛なこと
- おもしろおかしいこと
- ずば抜けていること
- 秘密(守られているものも、暴かれたものも)
- 作るべき物語
- ダビデとゴリアテの物語(弱者が強者を倒す物語)。ゴリアテを応援する人間は、常に勝利を期待する。ダビデを応援する人間は(これと言って期待していないので)何かにつけて興奮する。
- 一風変わった、または突飛な話題
- 物議をかもす話題
- 有名人の話題
- マスコミですでにホットな話題
- 音声による刺激は、視覚的なイメージより脳に五倍も長い時間とどまる。最近見たわけではないジョーズのテーマを、誰もが20年覚えてる。そして、瞬時に呼び出せる。口頭で製品について触れてもらうことの効果は抜群だ。
- 人々が気に留めるのは、広告ではなくコンテンツ。
- 演出を考えること。
- 現代は演出の時代。単に事実を述べるだけでは十分ではない。事実に動きを与え、興味を添えて演出しなければならない。人の注意を引くには、これによるのがなによりも有効。
- 「賞を取った」という経験も、その人に営業をしてもらえる機会を創ることができる。何かの機会に取り上げること、そして大した賞品じゃなくても良いので表彰をすることが大事。今月のお客様の声大賞、とか。
- 商品情報は、新商品ばかりを優先的に投稿しがちですが、ロングセラー商品をトリビアを交えて紹介する投稿も有効的です。アサヒビールは商品に関する投稿が多く見られますが、いずれの投稿も商品を魅力的に伝える丁寧な説明文が必ず添えられています。中でも高い関心を持たれているのがロングセラー商品の投稿です。コアファンは懐かしみを感じるコメントを寄せ、ヘビーユーザーは美味しい飲み方をコメントするなど、質の高いコミュニケーションが交わされています。
- 企業や運営者の人となりが見える投稿は、ファンに親近感を与え、より共感を生みやすいものとなり、活発なコミュニケーションにつながっていきます。自社製品やサービスに触れるだけでは伝えきることのできない"ぬくもり感"や"おもてなし感"を、挨拶や問いかけ投稿、スタッフ紹介など、身近な話題に取り入れて、積極的に投稿していきましょう。
- 路上生活をしている女性が診療所にやってきたとき、彼は拒否しない代わりに彼のことを「自分の人生を根本から変えた男」として熱意を込めてしゃべりまくること、というかたちの料金を課した。患者たちができる方法で支払ってもらった。そして彼は誰にも治せない患者を求めた。彼らの治療に成功すれば、奇跡の人として見てもらえるから。
- 紹介する情報のうち、政治・宗教・販売の情報、プライベートな記事、また個人情報や誹謗中傷するような情報は取り上げない。ただし、テレビ番組の中で芸能人が、まちの「うまい店」として紹介した店は名前を出している。芸能人に紹介されるような店は「地域の文化」だと思っている。
- マーケティングの5C
- ソーシャルメディア時代における新しいマーケティング・コンセプトでCommunityの重要性を説いていますが、5Cと呼ばれる重要な5つの活動があります。すなわち、Connect、Conversation、Collaboration、Competition、Co-creationです。ゲーミフィケーションはこの中でCompetitionやCollaboration、すなわちファン同士の競争や協力という活動の中で活用できるものと思われます。
- 最近企業マーケティングで「ゲーミフィケーション」という言葉がよく使われるようになってきています。一言でいうと「ゲーム的な要素や仕組みを活用し、ファンの様々なアクションに対してのモチベーションを刺激し、来訪頻度を高めたり、クチコミを促進すること」です。
- マーケティングの2つ
- 「自分を落とす=突っ込まれマーケティング」と「他人を落とす=炎上マーケティング」という2つのシンプルな公式に気をつけること。
- 動画
- 何が目的で伝えるか、にもよるけど、こんなところを意識しておくといい。
- 会場や会場付近の施設・ランドマーク・景色の映像
- 誰もが知ってる共通の出来事
- 取り組んでいる様子
- インタビュー形式だったりメッセージ形式だったりの、当事者や参加者の思いや声
- 見た人が、自分がそこにいることをイメージできるかどうか、追体験ができるかどうか
- その何かを通して得られるもののイメージがつくかどうか
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