2007年9月10日月曜日

映画「スリーパーズ」

著者 :
日本ヘラルド映画(PCH)
発売日 : 2003-12-17
今日、早く帰ってきたんで見てた一本。

これは見たことあう人めっちゃいるんじゃないかなぁ。。。

『スリーパーズ』
製作年度:1996年
監督  :バリー・レヴィンソン
出演  :ジェイソン・パトリック、ブラッド・ピット、ビリー・クラダップ、ロバート・デ・ニーロ、ダスティン・ホフマン、ケヴィン・ベーコン

中学か高校の頃、俺はまだ映画をおもしろいと思ってはいなかったんだけど、よくつるんでたダチがブラピにはまってたのに影響されて観た、確か。なんかあんとき「映画ってなげぇ。」って言いながらブラピの映画やたら観てた気がする。^^;

そんな俺が今じゃ映画にこんなにはまって、生ブラピもトロイのジャパンプレミアんときに見てたなんて、あんときの俺には想像できなかったんじゃないかな。

で、久々にケーブルテレビでやってたんで懐かしくて録画しといたって感じです。

当時の印象は、全然覚えてない。とりあえず全部「観た」って言いたくて観てたようなもんだから、ぶっちゃけほとんど覚えてない。苦笑
だから、思い出しながらというか、ほとんど初めてな感じで観てました。

で、感想はというと、すごく豪華なキャスティングで取ったにしてはテーマが重すぎたんじゃない?って感じました。ブラッドピット含む豪華キャストが揃うならやっぱ「オーシャンズ」みたいな痛快系の方がいいのかなって思いました。これ観て、すっきりして帰れる人っていないでしょー、と。

製作年度は前後するかもだけど、「アウトサイダー」と似てる感じで、「マグダレンの祈り」の男版って感じ。無法地帯ってどこにでもあって、「所詮この世は弱肉強食」は正しくて、しわ寄せはどうしても弱い立場の女子供達に行っちゃう。
でも、その頃は確かに弱かったかもしれないけど、子供の頃に受けた強烈な出来事は、一生忘れないもんだと思う。理不尽に怒られたり、バカにされたり、さらしもんにされたり、殴られたり。俺だって、忘れてない、多分一生忘れない嫌な思い出がいくつかある。っとか書いてきたら思い出してきてしまった。。。やめやめ。
でも、小学生や中学生の頃は全然敵わなかった大人たちにも今は負けないから、「もっかい会ったらぶっ殺す」とまではいかなくとも、この映画の中の話に共感できる部分は正直あった。

いじめられたら、できればやり返したいと思うのは自然だと思う。
助けてもらったら、できることがあればしてあげたいと思うのも自然だと思う。

だから、これからも俺らは

争いより 語り合いを大事に
殺しあいより 出会いを大事に
けなし合いより 認め合える関係を
潰し合いより 助け合える関係を

大切に生きていこう、大切に。

それが、今回改めて感じたことでした。

でも、この「スリーパーズ」って題名も"うまいことつけたなー"って思いました。
世間には公表せず、静かにやりたい放題な少年院の看守達も、ある意味スリーパーズ。
そこで行為を強要された少年達が黙って成長していく過程も、スリーパーズ。
でも、この少年達は行為がトラウマになって、「安心して眠れない」スリーパーズ。

目覚める、動き出す、発覚する。
その前段階が全部スリーパーズって言葉になる気がして、この題名考えた奴すごいなって思いました。

昔観た映画をまた観るってのもいいもんですね。
でも、この映画は重いんで今度は違う映画を観ようと思いました。

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