2008年9月22日月曜日

映画「デス・レース」

著者 :
UPJ/ジェネオン エンタテインメント
発売日 : 2009-04-24
<ストーリー>
国家の権力が強くなった近未来。元レーサーであるステイサムは何者かにはめられ、妻殺しの罪で刑務所に投獄される。そこでは「デスレース」という囚人を使った改造車によるレースが行われており、TV中継されていた。ステイサムは自由の身を餌にレースに出る事を強要される。そしてレースに参加するには、もう一つの条件があった。

レースものって意味だとこの前観たスピードレーサー以来。
ただ今回のは、銃火器を装備した車によるバトルロワイヤル的なレースで、囚人達が自分の命と自由の身を賭けた、正真正銘の殺し合いレース。

トランスポーターでもおなじみのジェイソンステイサムがかっこ良すぎでした。
無口で、行動で示す一流のドライバー。
何があってもテンパらず、自分に出来る最善の判断で瞬時に対応する。頼れるなーって思うし、あんな男になれたらって男として憧れちゃいます。

でも、そんな彼を思い通りに操ろうとする視聴率しか頭にない刑務所長は頭に来るぐらい最低で、でも一囚人に出来ることって少なくて。
内容はネタばれになるんで教えられないけど、その状況でも相手の裏をかこうとするその根性は見上げたもんだと思いました。

これ、俺今できてない。
上長に言われたこと、お客さんが求めてることを速く正確にやることは確かに他の人よりもできるようにはなってきた。細かく指示を出されなくても、「こんな感じのことやっといて」って言われてそいつを形にできるようにはなってきた。でも、それは相手の想像を超えるものにはなってないように感じます。

もっと、「こいつここまで考えてきたか、すげぇな。」って相手にサプライズを与えるようにならなきゃダメだな~と思いました。

あと一つ。
「囚人のあなたに、娘を幸せにできると思うの。」って言われてステイサムが言った言葉。
「完璧な人間などこの世にいない。だが俺は誰よりも娘を愛している。その気持ちさえあれば、幸せにできる。」

純粋に、その通りだと思いました。
誰だってパーフェクトじゃない。でも、だからって誰かを幸せにするのに資格があるわけじゃない。ただ、その人のことを誰よりも考えて、誰よりも愛して、誰よりも幸せにしたいって思えるなら、それでいいんだと思います。そう思えなきゃ、幸せになんかできない。

俺もこの先こういう部分で迷うときが来るかもしれない。
そうなったら、立ち返るべきはここだよなと思いました。

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