2020年1月13日月曜日

映画「雨粒の小さな歴史」

著者 :
TOブックス
発売日 : 2013-10-25
こちらも中川監督の作品ということで観てみた1本。両親のうち片方の親は同じ、という姉妹が共通で持つ共感と敵意と好奇心、のような部分を描き出そうとしていることが伝わってきました。どちら側でも、相手側に持つ思いがあって、許せても忘れることはできなかったり、そういう他の人には言い出しにくいことがきっかけになって非行や引きこもりや、コミュニケーションしにくい状況になってしまうケースもある。そういう意味では、表面的な問題の後ろに潜んで非難を受けないでいる事態についても構造化して目を向けていくべきなのかも、とは思いました。あと、途中で踊るのがひとつ監督の自己表現になっているのかなと思いました。

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