2008年5月6日火曜日

茶碗一つとってみても


泉岳寺を後にして向かった先は、「畠山記念館」。

ここは、荏原製作所の初代社長畠山一清さんの所蔵品(茶道具を中心とした日本・東洋の古美術品であり、国宝6件を含む)を公開するために開館した記念館。

キレイに整備された入り口から本館までの間に茶室があったり、涼しげな感じで居心地のいい空間が広がってました。

ちょうど、5/5,6は茶室の公開をしてるらしくて、中も見せてもらえちゃったり。
いやー、落ち着くな。って別にお茶についての知識なんて全然ないんだけど、別に外観から入るのもいいと思ってます。

で、本館での展示は季節毎に変わるらしく、今は「春季展 細川井戸と名物茶道具―天下三井戸とよばれた茶碗」ていうのをやってました。
そんな茶碗を見たり、尾形光琳の掛け軸を見たり、静寂の中でこういう時間を過ごしてるのはわるかないなぁ、と。茶碗については、キレイな茶碗だなと思ったけど、例えばルーブル展にあったようなきらびやかな道具と比べたらやっぱり地味で、生活感あるなって思いました。普通に使っててしっくり来る感じの茶碗なのに、「名物」と言われてしまったが為に本来の道具としての機能を果たせず、使われることなく展示されていることに、なんとなくもったいなさを感じました。でも、こういうのは残すことにも意味があるんだよね。

名物茶碗を使って食べたご飯とか、さぞおいしいんだろうなぁって思いました。
俺も気分で茶碗を選べるよう、好きな茶碗を買ってこよう。

0 件のコメント:

コメントを投稿